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2025年度から始まった「住宅省エネ2025事業」は国が進めるカーボンニュートラル政策の一環として、住宅の断熱性能や設備の省エネ化を促進するためのリフォーム支援制度です。

近年のエネルギー価格の高騰や環境意識の高まりを受けて、より多くの家庭が高断熱・高性能住宅を求める中、政府はこのニーズに応える形で本事業を拡充・継続しました。

今回はそんな「住宅省エネ2025事業」の概要や、対象となるリフォーム内容、補助金の仕組み、実際の活用例について分かりやすくご紹介します。

1. 住宅省エネ2025事業の概要

住宅省エネ2025事業は、主に既存住宅の省エネ性能を高めるためのリフォームや設備交換に対して国が補助金を交付する制度です。

これは、2023年・2024年に実施された「こどもエコすまい支援事業」「先進的窓リノベ事業」「給湯省エネ事業」の後継・統合的な制度であり、以下の3点を主な目的としています。

1. エネルギー消費の削減（断熱性能の向上）

2. 家庭の光熱費負担の軽減

3. 住宅の快適性・健康性の向上

補助の対象は戸建て住宅だけでなく、分譲マンション、賃貸住宅、さらには集合住宅の共用部など幅広い住まい方に対応しています。

2. 補助対象となる主な工事

住宅省エネ2025事業の補助金は、次のようなリフォーム・設備工事が対象です。

それぞれに明確な基準があり、国が定める性能基準や登録製品リストに基づいて補助金が支給されます。

① 断熱改修（窓・外壁・屋根・床など）

住宅の断熱性能を向上させ、冷暖房エネルギーの削減につながる工事が対象です。

● 窓の断熱改修

• 内窓の新設（例：LIXIL「インプラス」、YKK AP「プラマードU」など）

• 外窓の交換（サッシごと交換）

• ガラス交換（既存枠を残してガラス部分のみを断熱タイプに交換）

※ 製品ごとに「大・中・小」といったサイズ区分と、それに応じた補助額が設定されています。

● 外壁・屋根・天井・床の断熱材改修

• 外壁の内側や外側に高性能断熱材を追加

• 天井裏や床下に断熱材を充填

• ユニットバスの断熱パネル設置も対象になる可能性あり

 

② 高効率給湯器の設置

省エネ性能の高い給湯設備への交換は非常に人気があります。

以下のような機種が対象となっています。

● 主な対象給湯器の種類

• エコキュート（家庭用自然冷媒ヒートポンプ給湯機）

• ハイブリッド給湯器（電気とガスの併用タイプ）

• エコジョーズ（高効率ガス給湯器）

• エネファーム（家庭用燃料電池）も対象になる可能性あり

機種ごとに補助額が異なり、一般的にエコキュートで5～10万円程度の補助が見込まれます。

③ その他

●水まわり設備や子育て対応改修など

• 節水型トイレ

• 高断熱浴槽

• ビルトイン食洗機

• 宅配ボックスの設置

その他にも対象となる設備や改修もありますため、リフォーム検討時にはあらかじめ確認しておくのがおすすめです。

補助対象になるための条件

工事が補助対象となるには以下の要件を満たす必要があります。

• 国が定める性能基準を満たした製品・材料を使用する

• 国に登録された事業者が施工・申請を行う

• 予算枠が確保されている時期に着工・完工すること

このように、「窓」「断熱材」「給湯器」「空調・トイレ」など幅広いリフォームが補助対象となるため、家全体を見渡して組み合わせて活用することで、最大限の補助金を受けることが可能です。

3. 補助金額と申請方法

補助金額は工事内容や規模によって異なりますが、1戸あたり数万円～最大200万円程度が補助されることもあります。

窓の全交換や断熱改修、給湯器交換などを組み合わせることで、補助額を大きくすることが可能です。

申請は原則、登録されたリフォーム業者や工務店を通じて行う仕組みです。

施主自身が直接申請することはできませんので、信頼できる業者選びが重要となります。

また、2025年も予算に限りがあるため、「早い者勝ち」の側面があります。

施工後の申請は不可となる場合もあるため、工事前に業者とよく相談し、補助金の枠確保を優先することが成功のカギです。

■ 住宅省エネ事業を活用したリフォーム事例

ここで、実際に省エネ補助金を活用したリフォームの一例を紹介します。

＜事例：浜松市・築30年の戸建て住宅＞

リフォーム内容：

• 全窓を断熱内窓に交換

• エコキュートへの給湯器交換

• 洗面所と浴室の断熱材追加

かかった費用：約200万円（うち補助金：70万円）

「以前よりも冷暖房が効きやすくなり、冬場のヒートショック対策にも安心」とご家族にも好評でした。

4. 住宅省エネ2025事業のポイントまとめ

• 省エネリフォームに国が補助金を支給

• 断熱窓、断熱材、高効率給湯器などが対象

• 補助金申請は登録業者を通して行う

• 予算上限あり、早めの検討・予約が重要

特に高齢者や子育て世帯にとっては、光熱費を抑えつつ快適な暮らしを実現できる絶好のチャンスです。

もちろん当店かえるHOMEも住宅省エネ2025登録事業者なので、当店でリフォームする方も対象となります！

2025年の住宅省エネ事業を上手に活用して、賢く・お得に理想の住まいを実現してみませんか？